ファンダメンタル分析とは

FXにおけるファンダメンタル分析とは、為替相場に影響を及ぼす要因などを分析し、FX取引に活用する手法です。主な要因として考えられるのは、各国の経済指標、金融政策、要人発言、地政学的リスクなどがあります。

 

例えば、経済指標ではGDPや物価、失業率などは非常に重要です。これらの指標が予想よりも良ければその国の通貨は高くなりますし、逆に悪ければ安くなります。金融政策では中央銀行政策金利量的緩和などが重要です。これらの政策が緩和的であればその国の通貨は安くなりますし、逆に引き締め的であれば高くなります。要人発言では中央銀行や政府のトップが為替に関するコメントをすることがあります。これらの発言は市場参加者の心理に影響を与えることがあります。地政学的リスクでは戦争やテロなどの不安定な事象が起こることがあります。これらの事象はリスク回避の動きを引き起こし、安全資産とされる通貨(米ドルや円など)に資金が流入して買われやすくなります。有事のドル買いといわれるのはこのことです。

 

FXでファンダメンタル分析を行う際には、各FX会社が提供するアプリやサイトで情報収集をすることがおすすめです。また、ファンダメンタル分析だけでなくテクニカル分析も併用することでより効果的な取引判断を行うことができます。